一回目の記事でホームエレクタのメタルラックを薦めたところ、参考例があった方が良いという指摘をいただいたので、その辺りの解説をしてみます。
まずはざっくりな見積もりから。ちなみに価格は多少変動するので注意(パーツに関する説明は後述します)
左側はメインで使える机という事で自分が使ってるサイズを記載しています。
木製の強固な天板+左右のレール、正面奥側に設置する受け皿としてのハーフシェルフをつけています。およそ2万円です。
右側はローテーブルで組んでいます。こちらは更にシンプルですね。用途が限られるし動かす時に楽なので、天板は少し薄くて軽いタイプにしています。およそ1万2千円。
尚このローテーブルは、ポストの高さを変更すればそのまま高さのあるアケステ専用台にも出来ます。実際自分は前回貼り付けたアケステ専用台を、その後ローテーブルに組み替えて使ってます。
価格感としてはどうでしょうか?長く使えてパーツ流用可能と考えればそんなに悪くないと個人的には感じています。ちなみに錆びても良い、多少安定性に欠けても良いという割り切りがあれば格安メタルラックは上記の半額程度で組めると思います。
続いてパーツの紹介をします。私が使っている販売代理店で購入可能なパーツを例として挙げれば下記のとおりです。どうも公式ページに載ってないパーツもあるので、その辺が良く解らないですね。メタル系の天板は見た目が良いものがあるのですが、アケステ用途で考えるとお薦めできません。
ちなみに自分は基本Amazon派なのですが、ホームエレクタについては楽天を使っています。通販は結構幅広くあるので、好きなところで良いでしょう。
次は今回採用したパーツの写真入り説明を羅列します。これを見ると各パーツの雰囲気が掴めるのではないでしょうか。
更に、キャスターをどうしても使いたい、という場合であればこちらも一応ありです。以前使ってましたが、まあ使えなくはないです。
Hold Your Colour
Tuesday, March 7, 2017
Monday, March 6, 2017
アケステ向け家庭用環境 第一回 机周りについて
アケステ利用を前提とした、家庭用熱帯環境の作り方についてのまとめです。
これはあくまでも個人的な意見であり、求める要素や感覚は人それぞれである点にご注意下さい。
はじめに
基本的に台と椅子の高低差がアケに近いほうが理想という前提で考えます。
その場合、数値的にはアケステ自身の高さを含め台と椅子の高低差が20〜25cmというのが標準的だそうです。(例:Blast Cityならアケ台 65cm 椅子 40cm = 高低差 25cm前後)
結論としては上記の数値を目標にして自宅の環境にあった机と椅子の組み合わせがを用意するという事になります。自分の場合は椅子を据え置きでメタルラックを使って解決しました。
条件の定義
まず最低限の要求条件としては下記二点です。
1. アケコン台としての高さ、大きさを満たせる机と椅子の組み合わせである事
2. 多少激しい操作を想定し、安定性が本体と足を持つ事(キャスターは不可ではないが少し厳しい)
次に発展性、快適な環境を追求するのであれば周辺も含めて検討する必要があります。例えば自分の場合
3. 出来ればアケコン以外の使い途も想定した、多少は広さに余裕のある構成にする事(自分の場合はPCも使えるスペースを確保する事)
4. 仮にPS4をメインに考えた場合、格ゲーは低遅延+近距離の24インチゲーミングモニタ、それに加えて大型液晶テレビが併用可能である事
5. 見た目が許容範囲、且つそれなりの耐久性を持ちコストも予算内である事
少し古い写真ですが、自分の現環境は下記の様な感じになっています。居間で大型液晶は家族と共有しており、小さい子供が居る事もあってこの形になりました。理由はフレキシブルに映像や音声を切り替えられる必要がある為です。更に24インチ液晶はモニターアームで固定しています。他にも色々あるけど機能的な詳細説明は今回省きます。
使い方をいくつか挙げると・・・
- 格ゲーする時は24インチにPS4を、大型液晶が空いていればPCの画面を映す
- パッドを使う時、動画鑑賞等は大型液晶にPS4を映す
- 友人とオフライン対戦をする場合には大型液晶と24インチ両方に映す
机の選択
以上の条件から検討した結果、椅子は据え置きのまま新たにホームエレクタ(メタルラック)で机を作る事にしました。
http://www.erecta.co.jp/home/products/parts/
※安価なメタルラックは総じて錆びやすく、短期間の利用以外では避ける事を薦めます!出来る限り錆びないものを使いましょう
※安価なメタルラックは総じて錆びやすく、短期間の利用以外では避ける事を薦めます!出来る限り錆びないものを使いましょう
ホームエレクタを選んだ理由は下記の通り。
1. 高さや脚をある程度自由に調節、選択可能
2. 機能的なオプションが多く色々便利、更にケーブル管理も比較的楽
3. 天板も大きさから材質まで多少は選択可能
4. アケコンを使わなくなっても他に流用可能
5. カラーバリエーションがあり、長年使っても錆びず見た目も悪くない
机って大体高さ70cm前後、椅子が40-50cm位というイメージが有ります。アケコン本体の高さを加味して考えると丁度良い高さの机を見つける事は意外に難しい為に手っ取り早いのがメタルラックという事です。
更にオプション周りについても、普通の机とPCやゲーム機器に求められるポイントが違います。具体的にはケーブルやハブの受け皿を追加したり、天板の下にキーボード用のスライド版を追加したり等、色々な事が出来ます。
尚、既に机がある、もしくは2画面使う必要がないとか、そういった場合にはアケコン台だけ追加するという手もあり、割り切ってキャスター付きという手もありでしょう。自分も以前は下記の様な、大型液晶&アケコン台という組み合わせで使ってました。
階下への防音対策について
基本的には対策するべき項目です。個人的なお薦めはコルクコースターです。
椅子の脚まで対策するならカーペットやプレイマット(子育て用のタイル式マット)を使うのも一つの選択肢ですね。
自分はマットとコースターを併用しています。
無印良品 コルクコースター
トイザらス プレイマット
今回はここまでで、次回はモニターや映像入出力周りでも書こうと思います。
Sunday, November 6, 2016
対アクセル戦の解説
ディズィー:アクセルは4:6で収まると思うのでアクセル戦について書いてみようと思います。細かい事より概念的な話になってしまうので、中級者向けと言える内容かも。
全て実践出来た動画ではないけど、対戦の参考動画はこちら
https://youtu.be/AKSZ85d1-W4
全て実践出来た動画ではないけど、対戦の参考動画はこちら
https://youtu.be/AKSZ85d1-W4
はじめに
まず認識するべき重要なポイントは下記の通りで詳細は後述。
とは言え、実際には同格以上だと相手の癖を覚えて対応しないとかなりキツくて、試合を重ねるうちに勝負になってくる傾向があると感じる。
1.
リターン差について、基本的にこちらが取るダウンの方が価値が高い
2.
アクセル側はどこかで立ち回りにリスクを負う必要があり、且つこちらは的を絞る事も出来るレベルである
3.
アクセル有利な事からディズィー対策をあまり取っていないケースが多い
リターン差について
こちらが端で相手のダウンを取れれば、そのまま勝てる可能性は十分高い。期待値が高い理由は下記の通り。
A.
こちらの起き攻めと弁天の相性が良く、話し相手犠牲ではYRCもRRCも出来ずフルコンが入る(ただし覚醒と雷影は要対策)
B.
アクセル側の空中制御と真下へのJ攻撃が弱く、受け身を取った後も状況が良くない
C.
逆にアクセル側は中央端に関わらず、(例えばレオやスレの様な)極端に高いリターンを持たず、起き攻めにリスクも背負う
立ち回りについて
狙いは主に魚、6P、2Dが肝であり、アクセル側の牽制に対してこれらでジャンケンが発生するポイントがある。後はゲージ溜めも重要なポイントである為に意識する事。
A.
レンセンは基本的に直ガ。前ダッシュ停止を繰り返す事で狙いやすい。またガード後もこちらが有利な事を活かして前進、魚黄色等が可能
(レンセン本体がlv4 通ガ-15 直ガ-19、派生が通ガ-6 直ガ-10)
(レンセン本体がlv4 通ガ-15 直ガ-19、派生が通ガ-6 直ガ-10)
B.
5Pは2回連続で振る人が多い。相手の癖をよく見る事。噛み合えば6Pや魚が狙える
C.
2HSは2段目直ガで-8、ノーキャンならこちらが有利で魚や2Dを狙いやすい
D.
後ろに下がる事で生成or迎撃(6Pや魚等)の疑似択をかける事も可能。癖を覚えると機能しやすい。5Pが当たらない中空泡を基点にすると無難
立ち回り総括:アクセルはレンセン以外の遠距離牽制でゲージが溜まり難く、こちらはレンセンを直ガするとゲージが貯まる。また遠距離牽制ガード後はこちらが有利を取れる事が多く、差し込みのチャンスでもある。基本的に生成は相手が迎撃を警戒して様子見しない限りは中空泡。
起き攻めについて
中央は運び重視でブリッツとリバサを警戒する。人のタイプに依存するが、アクセルは暴れとジャンプが弱いので投げが有効。
端は逃さない事を重視する。50%以上ある時は覚醒を警戒、そうでない時はS雷影と弁天を警戒すると良い。
覚醒は初段が話し相手に当たらないところでHS喧嘩を重ねて置けば多分一方的に勝てる。
後はP話>消灯YRC起き攻めだと一方的に勝った記憶しかない。
ハイタカ対策について
特別楽ではないが、マシな方だとは思う。
中下、下中については最速2Sで勝ち、勿論ディレイをされると負ける。ヒット後はキャンセル生成がお薦め。また構えを取られた時、20F位猶予があるならば木の実YRCやD話YRCをすると良い。
(ハイタカは構えを取られた後ジャンプして空中で引っ掛けられる、位の時間がある事が多いので上記は十分使える)
木の実が成立すればガードしているだけで相手にヒットorハイタカ解除、D話はガード後ヒットストップ中の相手に魚が理想だと思うが、微妙に難しいかもしれない。
Wednesday, October 26, 2016
XrdR ディズィーの良いところ
先日のアップデートにより強化が入り、およそ一ヶ月経過した訳ですが、まだまだネタや起き攻め、コンボは色々出てきそうな気がします。
相変わらず激しくキツい相手が多いものの、競技者を目指さず家庭用で遊ぶ分には十分楽しめるキャラだと思っています。
そこで今回は現在のバージョンでディズィーを使っていて良いところを挙げてみます。
大枠としては、立ち回りから起き攻め、コンボの選択肢が多く、プレイヤーの個性が出る上に研究開発の甲斐がある。という点に尽きるでしょう。
シンプルな選択肢や強気な攻めを求める人、硬い立ち回りや多彩な起き攻めを求める人、機動力を活かして画面を飛び回り相手を翻弄する人、とにかく様々です。
元々Xrdシリーズはシステム上個性が出やすい仕組みですが、ディズィーは選択肢の多さという意味で突出しています。コレ!という物が無い代わりに、色々な選択肢があります。後、プレイヤーの地力が露骨に出るキャラとも言えます。防御が弱く、押し付け要素がイマイチな、安定行動が少ないのでどうしてもそうなります。
また今回の調整では一部必殺技が少しずつ硬直減少されたりした訳ですが、これが起き攻めに与える影響はかなり大きく、起き攻めのバリエーションが増えました。長く遊ぶ上でこういうのは面白いですね。
コンボについても同様で、強いコンボに限ってキャラ限が多く面倒なところはあるものの、バースト対策や状況を選んで色々出来るのは楽しいです。
特に泡や焼き栗の存在を考えると、今後また面白い起き攻めやコンボが開発される可能性は非常に高いでしょう。
ディズィーはぼったくり力が肝なので、そういう意味でも非常に大事なパーツと言えるでしょう。そして焼き栗ですがサーチと爆発が微妙なものの、面白さで言えば中々だと思います。暗転から3発フルヒットさせてインペリまで繋がった時はかなり爽快感があるし、焼き栗YRCを絡めた起き攻めは遊び心的にはかなり面白いと思います。使いこなせたら強いかも?位の可能性なんですが、研究の余地ありって事で。
相変わらず激しくキツい相手が多いものの、競技者を目指さず家庭用で遊ぶ分には十分楽しめるキャラだと思っています。
そこで今回は現在のバージョンでディズィーを使っていて良いところを挙げてみます。
大枠としては、立ち回りから起き攻め、コンボの選択肢が多く、プレイヤーの個性が出る上に研究開発の甲斐がある。という点に尽きるでしょう。
プレイヤーの個性
良くも悪くも器用貧乏、突出した強さの技が無く種類が多い為に、本当にプレイヤーの個性がプレイにそのまま反映されます。シンプルな選択肢や強気な攻めを求める人、硬い立ち回りや多彩な起き攻めを求める人、機動力を活かして画面を飛び回り相手を翻弄する人、とにかく様々です。
元々Xrdシリーズはシステム上個性が出やすい仕組みですが、ディズィーは選択肢の多さという意味で突出しています。コレ!という物が無い代わりに、色々な選択肢があります。後、プレイヤーの地力が露骨に出るキャラとも言えます。防御が弱く、押し付け要素がイマイチな、安定行動が少ないのでどうしてもそうなります。
研究開発の余地
ディズィーの起き攻めはかなり多彩です。入れっぱやバクステ、1F空中判定、ブリッツに弱いとか色々弱点はあり、単純に強いかと言われると微妙なところですが、弱点がバレてない状態でのぼったくり力は中々です。また今回の調整では一部必殺技が少しずつ硬直減少されたりした訳ですが、これが起き攻めに与える影響はかなり大きく、起き攻めのバリエーションが増えました。長く遊ぶ上でこういうのは面白いですね。
コンボについても同様で、強いコンボに限ってキャラ限が多く面倒なところはあるものの、バースト対策や状況を選んで色々出来るのは楽しいです。
特に泡や焼き栗の存在を考えると、今後また面白い起き攻めやコンボが開発される可能性は非常に高いでしょう。
お気に入りの技
やはりどうしても新要素に偏ってしまいますが・・・PK泡、焼き栗、新2HSはかなり面白いですね。特にK泡の怪しさと言ったら最高で、慣れていない相手がちょっと対処に困ってる感じが伝わってくる気がします。ディズィーはぼったくり力が肝なので、そういう意味でも非常に大事なパーツと言えるでしょう。そして焼き栗ですがサーチと爆発が微妙なものの、面白さで言えば中々だと思います。暗転から3発フルヒットさせてインペリまで繋がった時はかなり爽快感があるし、焼き栗YRCを絡めた起き攻めは遊び心的にはかなり面白いと思います。使いこなせたら強いかも?位の可能性なんですが、研究の余地ありって事で。
最後に
今回は敢えて良いところを挙げてみました。対戦してるとつい文句が出ちゃう訳ですが使い続けているのは面白くて、使わせるだけの魅力があるという事なんですよね。
家庭用発売から登場した3キャラ全てが軒並みマイルド調整でスタートしている理由については、ギルティが徐々にE-sportsの一角というポジションを得てきているからだと予想します。開発する側は基本的に強いキャラ作った方が面白いと思うんですよね。キャラは強くても弱くてもユーザから文句が出る訳ですし。
Monday, October 24, 2016
Dizzy moveset alias (JP/EN)
This list is Dizzy moveset alias of Japanese/English.
It will help our conversation.
|
Command
|
English Alias
|
Japanese Alias
|
Note
|
|
236S
|
Ice Spike
|
魚
|
|
|
236HS
|
Fire Pillar
|
焼き魚
|
|
|
236P
|
P Scythe/Sickle
|
P明かり or 消灯
|
|
|
236K
|
K Scythe/Sickle
|
K明かり
|
|
|
421S
|
Ice Spear
|
木の実
|
|
|
421HS
|
Fire Spear
|
焼き栗 or HS木の実
|
|
|
214P/K
|
P/K Fish
|
P/K 話
|
|
|
214S/HS/D
|
S/H/D Fish
|
S/H/D喧嘩 or 話
|
|
|
236P(Air)
|
P Bubble or Bubble
|
P泡
|
|
|
236K(Air)
|
K Bubble or Fire Bubble
|
K泡
|
|
Monday, October 3, 2016
熱帯向けのネットワーク基礎知識 vol.4
今回は宅内の環境についての注意点を説明します。
この為に概要をまとめた説明図を作ったのでまずはこちらを参照して下さい。
図の中でトラブルが起きやすい要素を番号付け&吹き出しで説明しています。
基本的には図を見れば大体解るけど、こちらではもう少し詳しく書いています。
1. ISP(プロバイダ)
以前も説明した通り、殆どのラグ問題ではISPが原因だと思います。出来ればTracerouteで確認したいところですが、一番判り易い切り分けのポイントは時間帯での変動でしょう。何時辺りから重い、とか軽いとか言うケースでは大体ISPが原因かと。またISPを変更する時にはバックボーンが違うISPにした方が大きな変化を期待できます。(参考http://isp.oshietekun.net/ 規制情報は不要だがバックボーンやISPの評判が見られる)
対応が難しいケースとしては建物でISPも含めて共用しているケースです。その場合は問題を管理業者に訴えるしかありません。ちなみに自分は過去に問題を訴えてISP変えて貰った結果、問題が解決出来ました。
また、速度計測サービスについては「早いからと言って安定してる保証は無いが、著しく遅い場合には何らかの問題が有る事が解る」という意味で使い途があります。何故ならば、多少不安定でも回線に余裕があれば速度が出るが、応答速度や帯域にお大きな問題がある場合には速度が出ないからです。
2. ONU(光終端装置等)
今は大体光だろうという事でそれを前提にしてます。戸別回線であれば宅内にONUが、共有回線(VDSL等)であれば建物の共用部にONUがあります。熱帯自体はデータ転送量が多くない為これがネックにはなりにくいですが、ボトルネックになり得ないとは言い切れない、という程度のポイントです。ざっくりな感覚ですが例えば古くて巨大なマンションであればネックになるかもしれないけど、一般的には共用でもここで詰まる事は少ないでしょう。
ちなみにADSLの場合は基地局との距離や天候によって安定性が変わるらしいので、非常に切り分けが難しいです。
3. (無線)ルーター
今時であれば大体無線はついているとは思いますが、今回無線はあまり関係ありません。後はポート開放関連についても余程古いものでなければプラグアンドプレイがあるので大丈夫でしょう。なのでルーターは問題の原因になりにくい箇所ではありますがやはり古い機種であるとか、新しいファームウェアを適用した後には注意が必要です。自分はファーム更新したらゲスト用無線LANのサービスが不安定な通信を生み出す様になったという苦い経験があります。それまでは全く問題が無かったので中々気付く事ができず、かなり苦労しました。
4. LANケーブル
基本的にはこれも原因にはなりにくいです。しかしそうであるが故に軽視されがちなので注意が必要ですね。ポイントとしてはケーブルがとても古いとか、きしめんタイプや細いタイプ且つ物理的に負担がかかる状態にあると、内部的に一部破損して通信効率が落ちるケースがあります。見た目は通信出来ているけど抜けが出ている状態です。調査方法はあるけどややこしいので、少しでも怪しいと思ったら新しいケーブルで比較するのが簡単ですね。
5. ハブ(Optional)
ハブにも種類があるのですが一般的に家庭で使われるのは一番安価でシンプルなタイプだと思いますのでそれを前提にします。ハブはポートを増やすのに便利ですが、実は接続機器が増えると通信効率が低下します。よって熱帯用の機器は接続しないとか、どうしても必要なら接続機器を減らす等の努力をした方が良いでしょう。
この為に概要をまとめた説明図を作ったのでまずはこちらを参照して下さい。
図の中でトラブルが起きやすい要素を番号付け&吹き出しで説明しています。

以前も説明した通り、殆どのラグ問題ではISPが原因だと思います。出来ればTracerouteで確認したいところですが、一番判り易い切り分けのポイントは時間帯での変動でしょう。何時辺りから重い、とか軽いとか言うケースでは大体ISPが原因かと。またISPを変更する時にはバックボーンが違うISPにした方が大きな変化を期待できます。(参考http://isp.oshietekun.net/ 規制情報は不要だがバックボーンやISPの評判が見られる)
対応が難しいケースとしては建物でISPも含めて共用しているケースです。その場合は問題を管理業者に訴えるしかありません。ちなみに自分は過去に問題を訴えてISP変えて貰った結果、問題が解決出来ました。
また、速度計測サービスについては「早いからと言って安定してる保証は無いが、著しく遅い場合には何らかの問題が有る事が解る」という意味で使い途があります。何故ならば、多少不安定でも回線に余裕があれば速度が出るが、応答速度や帯域にお大きな問題がある場合には速度が出ないからです。
2. ONU(光終端装置等)
今は大体光だろうという事でそれを前提にしてます。戸別回線であれば宅内にONUが、共有回線(VDSL等)であれば建物の共用部にONUがあります。熱帯自体はデータ転送量が多くない為これがネックにはなりにくいですが、ボトルネックになり得ないとは言い切れない、という程度のポイントです。ざっくりな感覚ですが例えば古くて巨大なマンションであればネックになるかもしれないけど、一般的には共用でもここで詰まる事は少ないでしょう。
ちなみにADSLの場合は基地局との距離や天候によって安定性が変わるらしいので、非常に切り分けが難しいです。
3. (無線)ルーター
今時であれば大体無線はついているとは思いますが、今回無線はあまり関係ありません。後はポート開放関連についても余程古いものでなければプラグアンドプレイがあるので大丈夫でしょう。なのでルーターは問題の原因になりにくい箇所ではありますがやはり古い機種であるとか、新しいファームウェアを適用した後には注意が必要です。自分はファーム更新したらゲスト用無線LANのサービスが不安定な通信を生み出す様になったという苦い経験があります。それまでは全く問題が無かったので中々気付く事ができず、かなり苦労しました。
4. LANケーブル
基本的にはこれも原因にはなりにくいです。しかしそうであるが故に軽視されがちなので注意が必要ですね。ポイントとしてはケーブルがとても古いとか、きしめんタイプや細いタイプ且つ物理的に負担がかかる状態にあると、内部的に一部破損して通信効率が落ちるケースがあります。見た目は通信出来ているけど抜けが出ている状態です。調査方法はあるけどややこしいので、少しでも怪しいと思ったら新しいケーブルで比較するのが簡単ですね。
5. ハブ(Optional)
ハブにも種類があるのですが一般的に家庭で使われるのは一番安価でシンプルなタイプだと思いますのでそれを前提にします。ハブはポートを増やすのに便利ですが、実は接続機器が増えると通信効率が低下します。よって熱帯用の機器は接続しないとか、どうしても必要なら接続機器を減らす等の努力をした方が良いでしょう。
Tuesday, September 27, 2016
熱帯向けのネットワーク基礎知識 vol.3
今回は問題がある箇所を探す方法を1つ紹介します(これにも有線接続のPCが必要です)
正直なところ無線以外の問題で、誰と対戦してもラグを感じるというケースは殆どこれに該当するのではないでしょうか。
調査にはTraceRoute(追跡)コマンドを使います。対象までの経路と各ポイントの応答速度を3回ずつ表示します。時にはPingやTraceRouteを拒否するポイントもあるので、そういうところは表示されませんが全体としては問題ありません。調査を行うタイミングは重さを感じる時間帯、タイミングに何度も行うのが良いです。
Windowsならば先程のPingと同様にWindowsボタン→ファイル名を指定して実行→「Tracert google.com」を入力>そのままエンターキーを押します。
下記の画像はTraceRouteの結果例です。戸別でISP契約しているケースですね。1番が自宅、2番からがISP(プロバイダ)になります。
1回の調査では結果が出ない場合がありますが、繰り返し行う事で問題が見えてきます。もしも安定した通信状態であればこれらの数値は非常に安定した応答速度になる筈ですが、不安定な場合はところどころ、もしくはネックになっている箇所で高い数値が出てきます。
次の画像はISPに問題が有るケースです。Macなので少し表示が違いますが示す内容は変わりません。
※これは集合住宅でISPも含めてまとめて契約されているケースで1番が自宅、2番が自宅建物の共有出入り口、3番からがISPになります。
見ての通り3番で突然数値が50前後まで上がっていますが、これは本来ならば有り得ない数値です(東南アジアとの通信レベル)
もしもそういう結果が出た場合・・・可能であれば違うISPを試しましょう。ISPは複数同時契約も、一定期間無料等のお試し契約も色々あるかと思います。ただしお試しなのに2年契約とかはしない様に。変更先のISPが問題なく使えるとは限りません。
次回は宅内のネットワーク環境見直しのポイントを書こうかと思ってます。
正直なところ無線以外の問題で、誰と対戦してもラグを感じるというケースは殆どこれに該当するのではないでしょうか。
調査にはTraceRoute(追跡)コマンドを使います。対象までの経路と各ポイントの応答速度を3回ずつ表示します。時にはPingやTraceRouteを拒否するポイントもあるので、そういうところは表示されませんが全体としては問題ありません。調査を行うタイミングは重さを感じる時間帯、タイミングに何度も行うのが良いです。
Windowsならば先程のPingと同様にWindowsボタン→ファイル名を指定して実行→「Tracert google.com」を入力>そのままエンターキーを押します。
下記の画像はTraceRouteの結果例です。戸別でISP契約しているケースですね。1番が自宅、2番からがISP(プロバイダ)になります。
1回の調査では結果が出ない場合がありますが、繰り返し行う事で問題が見えてきます。もしも安定した通信状態であればこれらの数値は非常に安定した応答速度になる筈ですが、不安定な場合はところどころ、もしくはネックになっている箇所で高い数値が出てきます。
次の画像はISPに問題が有るケースです。Macなので少し表示が違いますが示す内容は変わりません。
※これは集合住宅でISPも含めてまとめて契約されているケースで1番が自宅、2番が自宅建物の共有出入り口、3番からがISPになります。
見ての通り3番で突然数値が50前後まで上がっていますが、これは本来ならば有り得ない数値です(東南アジアとの通信レベル)
もしもそういう結果が出た場合・・・可能であれば違うISPを試しましょう。ISPは複数同時契約も、一定期間無料等のお試し契約も色々あるかと思います。ただしお試しなのに2年契約とかはしない様に。変更先のISPが問題なく使えるとは限りません。
次回は宅内のネットワーク環境見直しのポイントを書こうかと思ってます。
Subscribe to:
Comments (Atom)













