この為に概要をまとめた説明図を作ったのでまずはこちらを参照して下さい。
図の中でトラブルが起きやすい要素を番号付け&吹き出しで説明しています。

以前も説明した通り、殆どのラグ問題ではISPが原因だと思います。出来ればTracerouteで確認したいところですが、一番判り易い切り分けのポイントは時間帯での変動でしょう。何時辺りから重い、とか軽いとか言うケースでは大体ISPが原因かと。またISPを変更する時にはバックボーンが違うISPにした方が大きな変化を期待できます。(参考http://isp.oshietekun.net/ 規制情報は不要だがバックボーンやISPの評判が見られる)
対応が難しいケースとしては建物でISPも含めて共用しているケースです。その場合は問題を管理業者に訴えるしかありません。ちなみに自分は過去に問題を訴えてISP変えて貰った結果、問題が解決出来ました。
また、速度計測サービスについては「早いからと言って安定してる保証は無いが、著しく遅い場合には何らかの問題が有る事が解る」という意味で使い途があります。何故ならば、多少不安定でも回線に余裕があれば速度が出るが、応答速度や帯域にお大きな問題がある場合には速度が出ないからです。
2. ONU(光終端装置等)
今は大体光だろうという事でそれを前提にしてます。戸別回線であれば宅内にONUが、共有回線(VDSL等)であれば建物の共用部にONUがあります。熱帯自体はデータ転送量が多くない為これがネックにはなりにくいですが、ボトルネックになり得ないとは言い切れない、という程度のポイントです。ざっくりな感覚ですが例えば古くて巨大なマンションであればネックになるかもしれないけど、一般的には共用でもここで詰まる事は少ないでしょう。
ちなみにADSLの場合は基地局との距離や天候によって安定性が変わるらしいので、非常に切り分けが難しいです。
3. (無線)ルーター
今時であれば大体無線はついているとは思いますが、今回無線はあまり関係ありません。後はポート開放関連についても余程古いものでなければプラグアンドプレイがあるので大丈夫でしょう。なのでルーターは問題の原因になりにくい箇所ではありますがやはり古い機種であるとか、新しいファームウェアを適用した後には注意が必要です。自分はファーム更新したらゲスト用無線LANのサービスが不安定な通信を生み出す様になったという苦い経験があります。それまでは全く問題が無かったので中々気付く事ができず、かなり苦労しました。
4. LANケーブル
基本的にはこれも原因にはなりにくいです。しかしそうであるが故に軽視されがちなので注意が必要ですね。ポイントとしてはケーブルがとても古いとか、きしめんタイプや細いタイプ且つ物理的に負担がかかる状態にあると、内部的に一部破損して通信効率が落ちるケースがあります。見た目は通信出来ているけど抜けが出ている状態です。調査方法はあるけどややこしいので、少しでも怪しいと思ったら新しいケーブルで比較するのが簡単ですね。
5. ハブ(Optional)
ハブにも種類があるのですが一般的に家庭で使われるのは一番安価でシンプルなタイプだと思いますのでそれを前提にします。ハブはポートを増やすのに便利ですが、実は接続機器が増えると通信効率が低下します。よって熱帯用の機器は接続しないとか、どうしても必要なら接続機器を減らす等の努力をした方が良いでしょう。
No comments:
Post a Comment